引っ越しする前に、役所で必ず「転出届」を出しましょう。
現住所を所管する市区町村役場の窓口に「転出届」を出して「転出証明書」を交付してもらいます。
届出様式(必要書類)は役所の窓口や記載台に置いてありますが、市区町村のホームページからダウンロードできる地域もあるので必要に応じて「自治体名 転出届」で検索して下さい。
転出証明書は新居での転入届を出す時に必要なので、無くさないよう大事に保管して下さい。
但し、現住所と同じ市区町村内での引っ越しに、この転出届は必要ありません。
その場合は、引っ越し後に「転居届」を出します。
転居届は引っ越しが終わってないと受理してもらえないので注意しましょう。
このページの目次
転出届の提出時期はいつから?
転出届の提出は、基本的に引っ越し前日までに終わらせれば問題ありませんが、なるべく2週間前位には提出しておきましょう。
但し、お住まいの市町村によっては2週間前からしか受け付けない所もあるので、事前にHPなどで確認してください。
また窓口で申請する場合は、平日しか受け付けていない所が多いです。
また3月から4月は役所が混み合うので、時間にゆとりを持たせた方が良いですね。
転出届の手続きの方法
転出届に必要なものは、身分証明書(運転免許証やパスポートなど)と印鑑です。
いま住んでいる市区町村役場の窓口で「申請する本人または世帯主」が行います。
申請は代理人でも行えますが、その場合は委任状と代理人の身分証明書が必要となります。
委任状の書き方
委任状は最寄りの市区町村役場のHPなどで簡単にダウンロードできます。
また決まった形式は無いので、レポート用紙や便箋などに必要事項さえ書いていれば自分で作っても問題ありません。
どちらの場合でも、必ず委任する本人が手書きして捺印を忘れないようにしましょう。
転出届の委任状サンプル記入例
委任状
平成○○年○月○日(申請日の日付を書きます)
委任者住所 ○○県××市△△町□丁目□番地
委任者氏名 ○○ ○○ ㊞(捺印を忘れずに)
私は、下記の物を代理人と定め、下記事項に関する権限を委任します。
記
転出届に関すること
代理人住所 ○○県××市△△町□丁目□番地
代理人氏名 ○○ ○○
委任状を自分で作成する場合は、このような内容を書きましょう。
重要なのは「委任者(氏名・住所・捺印)代理人(氏名・住所)代理人に委任する趣旨と内容」をきちんと記載することです。
郵送での転出届の出し方
急な引っ越しなどの理由で転居届を窓口で申請できない場合は郵送でも行えます。
但し郵送による申請は、配達日数と役所での事務処理に時間がかかります。
郵送で転出証明書の交付申請
専用届出書が各役所のHPなどでダウンロードができます。
または、レポート用紙や便箋などに必要事項を書いて出します。
転出証明書の郵送用交付申請書サンプル記入例
転出届(必ず書きます)
平成○○年○月○日(申請日の日付を書きます)
新住所 ○○県××市△△町□丁目□□
旧住所 ○○県××市△△町□丁目□□
氏名 ○○ ○○ (この申請を書いた人の名前です)
電話番号 ○○○-○○○-○○○
引っ越しをした日 平成○○年○月○日
引っ越しをした人の氏名 ○○ ○○ 昭和○○年○月○日(世帯主)・○○ ○○ 昭和○○年○月○日(妻)・○○ ○○ 平成○○年○月○日(子)
郵送用の転出届はこのような内容で書きましょう。
重要なのは「申請した日付・新旧の住所・申請した人の氏名・電話番号・引っ越しをした日付・引っ越しをした人の氏名・誕生日・続柄(引っ越しをした人全員)」が分かることです。
記載に不備があった場合に、連絡がとれる電話番号を忘れないようにしてください。
郵送での転出証明書の交付に必要な書類
下記を封筒に入れて申請する市町村役場に郵送しましょう。
- 転出証明書の交付申請書
- 身分証明書コピー:申請する人の身分が証明できるもの(運転免許証やパスポートなど)
- 返信用封筒:郵便切手を貼り新住所と氏名を書きます。
速達や書留などの配達方法を指定する場合は、そのように用意しておきましょう。
引っ越しで損してませんか?
引っ越しで損しない為には、複数社の見積もりが基本となります。
これは引っ越し業者の料金設定やサービス内容がそれぞれで異なっている為です。
つまり一社の見積もりだけで契約すれば、知らない間に損をしている可能性もあるワケです。
いくつかの業者を比較しただけで半額になったという驚きのケースもありますからね。
それを知らなかったではモッタイナイですよ。
それと参加企業が多い見積もりサービスのほうが競争原理で価格交渉に有利です。
参考までに下記サービスは中小から大手まで幅広く引っ越し業者が比較できます。
※ちなみに、ここなら電話番号が任意(つまり入力不要)なので、電話営業が苦手な人でも安心して利用可能なのです。